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2009年07月07日

ワルキューレ

先日の出張の機内で映画を4本も観た。
ちょっと前評判は悪かったようですが・・・

私がおもしろかったのは・・・こちら!
第二次世界大戦下のドイツの実話を映画化。
敗戦色の強まる祖国ドイツを救うため、反ヒトラー派を率いて、独裁者暗殺計画を進める
トム・クルーズ演じるシュタウフェンベルク大佐の奮闘劇。

ヒトラー暗殺計画はいくつかあるようですが、
“ワルキューレ作戦”がこんなに大がかりで、クーデターを狙ったものであったとは、
映画を見るまで知らなかった。



元々の“ワルキューレ作戦”は、反乱軍鎮圧用に作られていた既存のオペレーション。
それを逆利用してヒトラー暗殺後の全権を奪おうというのだ。
おもしろかったのは、軍人の中の誰を味方に引き入れ、誰を騙し、組織をどう作るのか。
準備段階の描写はスパイ映画をみるように面白い。

人間は自然に計算をする動物なんだな。
誰の下に就いたら得をする。損をする。
こんな戦時下だから余計に緊迫し、いいジャッジをしようとする。

だが、最後まで信念を持ち、人と比べるのではなく、損得でもなく
「決して自分の心を疑わず、信じぬく」ことが出来たら、、
人が就いてくる、まさに統率者であり、己に悔はないのであろう~

そんな人々のころころ変わる心模様が現実社会でも
仕事の失敗、成功に繋がっているような気がする。

ワルキューレ


もちろん、ヒトラーは暗殺されていないので、この作戦も失敗に終わることは
映画を見る前から分かっている。だから当然、なぜ失敗したのかをスリルあるドラマに仕立て、
それを映画の芯にするべきなのだが、監督ブライアン・シンガーは、
正義のために立ち上がった有志たちを真っ正面から描いていた。
ただ、シュタウフェンベルクのリーダーとしての資質など、失敗に繋がるポイントは
いくつか推察できるのだが、どれもあっさり通過してしまっている。


トムは相変わらず制服がよく似合う。
部下の青年将校と一瞬視線が絡み合うシーンにグッと来た。

また銃殺刑に処される瞬間、その彼が大佐の身代わりになる場面での
大佐トムの無念さが、いい役者になったな・・・と。(偉そうですねicon03

家族をも犠牲にし、愛国心剥き出しに戦った勇姿がクローズアップされた映画であった。



ベルリン碑に「勇気と正義に立ち向かったものに恥は無い。」と記されているそうだ。


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この記事へのコメント
自分からはたぶん選ばない作品だからこそ、見てみたい!
Posted by saori at 2009年07月08日 07:44
saoriちゃん、こんにちは・・・

たまたま機内での選択肢の一つ!
偶然観た中での感想だから、気軽にご覧あれ!
観方は人それぞれ!だからこそ!映画はおもしろい。
Posted by R at 2009年07月10日 00:28
私も台北行きの飛行機の中で、見ました。

ドイツという国にかなり親近感を抱いているので、
ついつい選んでしまいました。

感想は、会った時にでも言いますね!

そろそろ玲子に会いたいなー、
と思っています。
Posted by Yoko at 2009年07月10日 13:03
感想はなんとなくわかりますが、今度また聞かせてね。
さっきの電話で聞き逃したよ。

ようちゃんち・・13日に行こうかなぁ~

って、個人のメールのやりとりだよね・・・(笑)
Posted by R at 2009年07月11日 01:03
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