2016年03月11日
帰国
さあ帰国です。
パリ滞在の1週間は、まあよく食べよく寝てよく笑い、またよく歩き、本当に勉強になりました。
今年の秋は
ベルベット・レイヤード・ワイドパンツ・変形MA1・Wジャケット・トレッキングハイカットブーツ・キャメル・イエロー
こんなところがキーワードになりそうです。











弊社社長は我々社員に仕入れだけは(笑)かなり厳しいです。
特に私はコテンパンにやられます。
どんな店もお客様あっての賜物ですが、そのお客様が本当に大切なお金をどこに使って頂けるか?と言ったら輝く自分に投資するためにしかかけないんだ!それがビジネスにも生活にも関わってくるから、お客様の人生が掛かってるんだ!
命がけで仕入れをしないと、すぐに見破られ飽きられてしまう。お客様は本当によく勉強されているし、お店は五万とある。おまえたちがこんな情報も知らないのか?と言われただけで
その質を問われてしまうんだ!
と、いつもながらの説教が始まり、同行した真央も、狭いアパートの中で居場所を探す位、可哀想な想いをさせてしまった。
さぞ、こんなこと東大でも習わないし…と思ったことだろう(笑)
おばさん、相当カッコ悪いね〜
私は結婚した当時は、紛れもなく掛川の純粋な田舎者で、海外さえも慣れてなく、東京出身の社長のスピードにも追いつかず、本当にこの鬼のような私がピーピー泣いてばかり…40歳の頃ですよ。全く‼️今まで何をしてきたの?と、
情けなくて歯を食いしばっても悔しくて悔しくて…よく、なぜ?ここにいるの?なぜ?私の過去を知らない人にこんなに言われなくてはならないの?と、
スーツケースを持って、パリのアパートを何回も飛び出し、空港に向かうもタクシーも一人で拾えず、またホテルに戻ったあの頃が懐かしく思えた。
だから、ついつい社員には甘くなってしまう。
今は、もう泣くことは愚か、叱られたその場から、今夜、スタッフに何を食べさせようかな?どんな面白いことが待ってるかな?などと、次にやってくる楽しい時間を想定する、所謂、回避能力ばかり身についてしまった
本当にザキヤマもよく根性あるなあ〜と、つくづく思う。彼女は何を言われても反抗せず、忠実に仕事を熟す。
ところが、ただ聞いているだけと思った彼女は、気がつくと、パリの道も私より詳しくなってるし、取引先ともうまくやれてるし、オーダーの交渉もうまくなっていた。
彼女の朴とつとした、されど、絶対に負けない!前に立ち向かう強い姿勢が今は私をも動かしてくれている。
感謝感謝‼️
さあ!
凱旋門まできたからナポレオンの勇姿に肖り、明日の私もまた一歩前進できるよう、頑張るぞ〜‼️
ラストナイトはお決まりの「修」へ…真央もよく通訳をしてくれた。通訳って、直訳だけの人はトムクルーズの通訳、戸田奈津子にはなれない。トムが僕の全てをわかってくれるから、日本にきたらこの人しかいない。みたいな…
そんな通訳をいきなり、やってみせた。
ベトモンに伺った時、やんわり門前払いだった。ただ、執拗に長く担当の女性に迫る真央がいた。
よく聞くと、我々が説明していないことまで喋くり7のようにしつこかった。掛川にある弊社の日本に置ける存在を懇々と話しているではないか!
これもあの叱られたことをただ聞いてるだけの学生ではなかった。
結局、今年、担当者が掛川までお店を見に来てくれることにまで話は発展させてくれた。
やるなあ〜真央‼️
後で聞いたら、断られた時、悔しくて悔しくて仕方がなくしつこく迫ったらしい…
おばさん、涙が出るよ。
社長の良いところは、あんなに叱ったのに、ご褒美は欠かさない!
これもないとね?
今回はパリへ発つ前々日に足に油を落とし大火傷を負っていた社長!軽く見ていたら、機内の気圧って相当なダメージを食らうものなんだということが身に沁みたようだ。
2日間は痛くてベッドの上で動けなかった。傷口を写メし、日本にいる看護師の友人に手当ての方法を聞いた。とにかく消毒して清潔にして、皮膚再生の蜜蝋バームを持参したので、すり込み、タンパク質をとること!と。
帰る頃にはかさ蓋になり、腫れも治まってきた。叱られた時は「死ね!」と思ったけど、まあ良かった良かった。
それでは長々となりましたが、拙いパリ日記…お付き合いありがとうございました。
今後ともこんなcentocoseですが、よろしくお願い申し上げます。
Posted by R at 12:30│Comments(0)
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